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レビュー:ポポローグ(PS1)

注意

当記事はレビューするにあたり、ある程度のネタバレ要素を含んでいます。

レビューランクのみ見たい場合は、下記の目次から直接レビューランクまで移動できます。なにとぞ、ご理解の上、楽しんで読んでいただければ幸いです。

PS1で出たRPGポポロクロイス物語』の続編にあたる作品で、1作目の主人公ピエトロ王子が2年後に新たな冒険の旅に出かける物語です。

今作は比較的シンプルな王道RPGだった前作から大きく方針転換し、ローグライクRPGらしい要素を多分に含んでいる作品になります。

キャッチコピーは「『お母さんを返せ!』の次は『お父さんのバカ!』だ」だそうだけど、まさに今作はピエトロ王子の父親パウロ国王が物語の中心になってきます

 

 

◆目次

 

ゲームシステム

ローグライクRPGというジャンルなので、やはり、ダンジョンは自動生成ダンジョンとなっており、ダンジョン探索こそが今作のキモになっています。

そのため探索を楽しめるよう、さまざまな工夫があります。

各地のダンジョン内の至るところにあるスタンプラリーを巡り、集めたスタンプでビンゴゲームができるスタビン屋、ダンジョン内に隠された「でんせつの~」と名のつく武器や装備を集め、さらにダンジョンで集めた鉱石で鍛えることで、レアで強力な装備が手に入る鍛冶屋など、何度もダンジョンに潜ること自体が楽しめる仕様になっています。

また、ダンジョン内には謎のロボットの部品なども眠っており、それを集めて強力なロボットを作り上げることができますし、探索率コンプリートを目指すなど、他にも様々なやり込み要素がかなりあります。

さらに、今作は基本的にはパーティーメンバーは傭兵ギルドで雇うという形になっており、ほとんどストーリーそのものには絡まない形になっています。

これもどちらかといえば本作がストーリーメインの王道RPGというよりは、ダンジョン探索というゲーム性そのものに重きを置いているためなのでしょう。

パーティーメンバーのキャラクターをストーリーに取り込んで掘り下げるということをほとんど放棄して、メンバーの育成に主体を置いているところも、あくまでダンジョン探索を楽しむ部分に重きを置いているからでしょう。
ただ、メンバーの内、ある特定の人物について、パーティーメンバーに入れていなければ出会わない人物、あるいは入れていると出会えない人物がいたりするので注意が必要です。

そして、こうしたメンバーをダンジョン探索などで集めて、後々、傭兵案内所で仲間にできるようにしていくことにも、探索の楽しさとなっています。

ストーリー

ある日、ピエトロが城を抜け出して近くの丘の上でのんびりと空を眺めていると、突然黒い影がポポロクロイスを覆い隠し、異次元世界へと引き込んでいった。そこは「夢幻フィールド」と呼ばれる異世界で、さまざまな時空から寄せ集められた空間で成り立っていた。この異世界の調査に出かけた兵士たちが行方不明になるという非常事態のさなかに国王までが失踪してしまう。いなくなった人々を連れ戻し、王国を元の世界に戻すため、ピエトロ王子が冒険の旅に出る。

ポポローグ - Wikipediaより

現実なのか夢なのか

この作品のテーマの1つに「人が見る夢」というのがあります。

眠っているときに見る夢でもあるし、心の奥で思い描く夢というのもあります。

願望という意味ですね。

もともと、それらはただ純粋な希望だったはずなんですが、どこかで人の欲がその夢を捻じ曲げてしまって、人は知らないうちに道に迷い、惑わされ、戻れないところに来てしまっている・・・そこに付け入るモノに狙われてしまうんですね。

どんなに偉大な人でも、そういう一瞬があるんだと、大人になってこのゲームをしているといろいろ感じる部分がありますね。
前述の通り、基本的には本作はストーリーそのものよりゲーム性に重きを置いたスピンオフ作品であり、後の本編シリーズと比べると異色作ではあるのですが、よくよく物語そのものを見ていくと、なかなか深いものがあります。

なんとなく、前作よりもやや成長したピエトロ王子が、周囲の大人の恋愛、父親になるということ、まだ若かった頃、あるいは幼かった頃の過ちなど、大人になっていくにつれて、良いことばかりではなく、苦い思い出も抱えていく事もあったりする様子を子供視点で見ていく物語のような気がします。

もともと、ポポロクロイス物語朝日小学生新聞で掲載されていた子供向けのマンガが原作になっているんですが、こういう子供向けのものほど、大人になって読むとぐっとくるものがあるかもしれませんね。
子供のころ、主人公のピエトロ王子に感情移入してゲームしていたのが、大人になると、今度はパウロ国王に感情移入しているという人もいるのかもしれません(笑)

まとめ

さて、本作はローグライクRPGという位置づけですが、本来、難易度が高い作品の多いジャンルであるローグライク作品とみれば、ややライトなゲーム性になるかと思います。とはいえ、前述の通り、かなりのやり込み要素もありますので、他のローグライクゲームと同じようにかなり長く遊べるゲームになっています。

ただ、前作のような物語性、ゲーム性を期待する人にはガッカリする部分もあるかもしれません。それもあって今作を「ポポロクロイス物語2」とはしなかったんでしょうし、公式には外伝されている所以なのでしょう。

特に前作ファンの人たちからは、前作の仲間を本作でパーティメンバーにできなかった部分については、わりと不満要素としては上がっているようです。

ポポローグというオリジナル作品としてみれば、充分すぎる良作ではあるんですが・・・。

では、レビューランクです。

 

レビューランク

ランク
B-
ストーリー

:★★☆☆☆

オリジナリティー :★★★☆☆
グラフィック :★★★☆☆
音楽 :★★★☆☆
やり込み度 :★★★★☆

 

ということで、今日はここまで。

 

 

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