パシフィック・リム:アップライジング
ロボが街を破壊しているのか、怪獣が街を破壊しているのか。
『パシフィック・リム:アップライジング』特別映像/進化の証&魂の継承
ちょっとレトロゲーム以外の話題で恐縮なのですが、観て来ました!
パシフィック・リムの続編!
実は映画も趣味なのですが、パシフィック・リムは前作公開の頃から続編を楽しみにしてきました。
で、もちろん、今回も当然映画館で観たいと思っていたのです。
ということで、今回は「パシフィック・リム:アップライジング」の話題を語っていこうと思います。
映画のネタバレもあるので、知りたくない人は読まないでください。
あと、確実にレトロゲームの話でもないので、映画、もしくはパシフィック・リムに興味のない人も読まないでください。
それ以外の方、ぜひ、読んでください。うふふ。
はい。じゃあ、これくらい空けたし、もういいかな。
うん。一言で言いましょう。
思いっきり期待はずれでした。
まず、主人公ロボットがあまり好きではありませんでした。
左が今作、右が前作です(何気にポスターにある前作の東京タワーが、今作はスカイタワーに変わってるのが面白い)。
今作は前作より若干、スマートになりましたね。
以前は右手? 左手だったかな。
ジプシーデンジャーの方ですが、どちらかの腕がプラズマライフルに変形して、怪獣の腕を一撃で吹き飛ばす威力がありました。
今作のジプシーアベンジャーは同じように腕に武器を仕込んでいるのだけど、重力を操る技術(いったい、どんなオーバーテクノロジー?)らしく、腕からムチのようにしなるビームを発生させ、その先に周囲の物体、車やら建物の瓦礫やらを吸着させて鎖鉄球のようなものを作り出すことができます。
それを怪獣にぶつけて戦うのだけど、あれがなんともカッコ悪い……。
一応、プラズマライフルを発射することもできるのだけど、怪獣をちょっと後ろに弾き飛ばす程度の威力しかありませんでした。
あんな武器を出すくらいなら、前作の海上のタンカーを持ち上げて、それを叩きつけて戦ってくれた演出の方がよかった。
あれは豪快でケタ外れのパワーを持つイェーガーの姿をこれでもかと表していたと思うのです。
そもそも鉄球は、他のもう一体とカブるし。そっちはまさにトゲ付き鉄球でしたが。
あと、それにキャストです。
前作公開時のアナウンスでは、続編はキャストを変えずに続投してもらうという話でした(たいていアナウンス通りの映画にはならないものだけど)。
この人、ハンニバル・チャウが出てこないのが一番ガッカリでした。
どうして出さなかったんだろう。
前作のエンドロールでもその後が描かれていたし、キャラがとにかく濃くて、ある意味、主要登場人物よりも印象の濃い人物だったのに、今作は登場しませんでした。
本当にアクが強くて面白いキャラだったのに……残念です。
あと、主人公のローリー。
やっぱりこの人に主役を張って欲しかったのです。
まったく、彼がその後どうなったかも語られず、中途半端に前作の登場人物が一部出ているというのが違和感ありまくりだったのです。
別に今作の主役ジェイクがダメなわけではないのですが。
そして極めつけは、森マコです。
せっかく彼女だけは出てきてくれたと思って、再びイェーガーに乗る姿を期待していたのに、あんな結末です……。
ジェイクを引っ張り出すためのモブキャラ扱いにはガッカリでした。
強くて美しいマコこそ、巨人と怪獣が暴れまわる映画のヒロインに相応しいと思うのに……。
そして最後に、ハンニバル・チャウと同じくらい好きなキャラクターにニュート博士がいます。
前作でもコミカルなキャラでいい味を出しながら、さらにストーリー上、重要
な役割を果たしたニュートこと、ニュートン博士です。
今作でも彼は重要(?)な役割を担うのですが……。
んー、どうんだんろう。
確かに今作でも彼らしいコミカルなキャラクターだと言えなくもないのだけど、なんだろう。
何か違うんです。こんな彼が見たかったわけではないと思う。
でも、人によっては今作の彼は、より弾けてていいと思うのかもしれません。
で、最後に一番納得が行かないのがこの人。
この人も前作の登場人物です。
今作の主人公ジェイクの父親だったペントコスト司令官の個人的な親友であり、部下であり、副官的な立場でした。
終盤、ペントコストに変わって防衛軍基地司令官の役割を担うことになります。
それが今作では、どういう経緯かいつの間にか、よく分からないまったくの別人が司令官という立場で登場し、ハークは一切登場しません。
そして、いつの間にかその防衛軍に中国系企業が入り込み、そして、その中国系企業に入り込んだ何かが、物語の中心となって進んでいきます。
違和感だらけの強引な登場人物の刷新、そして防衛軍にズブズブに入り込んでくる企業……。
こんな映画でしたっけ?
怪獣が出てきて世界中がパニックになり、ロボが大暴れして戦うスッキリ爽快さがよかった映画でしたが、今作は、それに没頭する以前になんともキナ臭い感じがして仕方ありませんでした。
次回は、もう少し本来のパシフィック・リムに戻って欲しいと思うのです。
次回があるなら……ですが。
じゃ、今回はここまで。
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